Uganda Empowers JAPAN は、ウガンダの現地CBO”Uganda Empowers”の活動を日本から支援する団体です。弊団体との繋がりは、代表の濵野が大学生の時にウガンダ現地でボランティア活動をしたことがきっかけです。こちらのページでは「Uganda Empowers」が一体どんな組織で、何を目指し、どんなことをしているのか、について詳しく説明致します。

Uganda Empowers(ウガンダエンパワーズ)とは?

ウガンダ・エンパワーズは、HIV/AIDSの感染者に教育、カウンセリング、資源の提供を行う現地の非営利組織です。当団体のの活動地域はルウェンゴ県で、首都のカンパラからは車で4~5時間離れた地域になります。主にKyazanga、Malongo、Lwengo、Ndagweの各小郡が対象地域となっています。これらのコミュニティや村は、農村部や遠隔地にあり、支援が届きにくいため、当団体の支援対象としています。生活に必須なインフラ、電気・ガス・水道が存在せず、食べ物は自給自足の生活です。

ウガンダ・エンパワーズは、HIV/AIDSにつきまとう偏見や差別をなくすための活動を中心に行っています。当団体は、音楽、ダンス、演劇、スポーツなどのパフォーマンスやアートを、コミュニティ全体を教育し、向上させるための手段として利用しています。

ミッション

  • HIV検査と治療の紹介、カウンセリング、予防
    ⇛HIVの感染拡大と闘い、HIV/AIDSに感染または影響を受けた人々を支援するために活動しています。
  • 子どもたちに力を与える
    ⇛ HIV/AIDSの影響を受けている孤児やその他の弱い立場の子どもたちに対して、基本的な支援を提供します。これには、子どもたちへの健康管理、教育用品、カウンセリング、自己啓発活動の提供などが含まれます。
  • 貧困との闘い
    ⇛ 農村地域の個人が収入を得るための持続可能な方法を開発しています。
  • 環境保護
    ⇛再生可能エネルギーによる環境保護を推進します。(※太陽光発電事業)
  • HIV Testing and Treatment Referrals, Counseling, and Prevention – We work to fight the spread of HIV and to support those infected or affected by HIV/AIDS.
  • Empowering Children – We provide basic care for orphans and other vulnerable children that have been affected by HIV/AIDS. This includes providing health care, education supplies, counseling, and self-improvement activities for children.
  • Combating Poverty – We develop sustainable ways for individuals in rural regions to earn income.
  • Environment Conservation – We promote the conservation of the environment with renewable energy.

スローガン

We empower our brothers and sisters towards a better tomorrow.
(私たちは、より良い明日に向けて、兄弟姉妹に力を与えます。)

目標

To build a community where individuals affected by HIV/AIDS can have a positive outlook about their future.
(HIV/AIDSに感染した人々が、将来について前向きな展望を持てるようなコミュニティを構築すること。)

ビジョン

First, we envision a world where there no stigma associated with HIV/AIDS. Ultimately, we envision a world where no person is harmed by HIV/AIDS.
(HIV/AIDSに関連する”烙印”が存在しない世界を目指します。最終的には、HIV/AIDSによって傷つけられる人がいなくなる世界を目指します。

Uganda Empowersの成り立ち

何十年もの間、HIVとAIDSはウガンダを苦しめ、家族を崩壊させ、コミュニティを分断してきました。

2010年、Uganda Empowes代表のマツィコ・ジョンボスコ(Matsiko Johnbosco)は、HIV/AIDSに立ち向かうことを決意しました。彼は、「自分の村に一人ずつ命を吹き込むこと」を使命としました。私たちはこの活動を、総じて「Uganda Empowers(ウガンダ・エンパワーズ)」と呼びます。

Uganda Empowes代表
マツィコ・ジョンボスコ(Matsiko Johnbosco)

Uganda Empowes代表のマツィコ・ジョンボスコ(Matsiko Johnbosco)は、なぜ自分の住む地域でHIV/AIDSと戦うことを選んだのかをこう説明しています。

私は11歳の頃から様々な病気にかかり、副鼻腔の病気や腹部の臓器不全も経験しました。11歳の頃から様々な病気と診断され、副鼻腔の病気や腹部の臓器不全にも悩まされました。このような健康状態の悪さが私の教育を妨げていたのですが、幸運にも私はウガンダの教育システムの全レベルを修了するための資金をすべて持っていました。

子供の頃、病院を訪れると、さまざまな病気の患者に出会いましたが、最も心を打たれたのは、HIVに感染した幼児たちでした。HIVやAIDSは予防できる病気なので、誰かがこの病気と共に生きなければならないのは不幸なことです。AIDSによる多くの死を目の当たりにして、私は世界中の人々と一緒に、この命を奪う病気と戦うと決意しました。

AIDSは、私たちの兄弟、姉妹、両親、友人、隣人を殺し、すべてのウガンダ人に影響を及ぼしているのです。私は、自分の住む地域が苦しんでいるのを黙って見ているわけにはいきません。そこで、私はUganda Empowers(ウガンダ・エンパワーズ)を設立しました。

Uganda Empowersでは、HIVやエイズと闘っていますが、より大きな闘いは、「無知」と闘うことです。ウガンダの地域社会では、無知が故にHIV/AIDSの進行を容易にさせてしまいました。また、無知はHIV/AIDS感染者に汚名を着せ、差別し、無視する原因ともなっています。

この問題に対処するため、私はウガンダ・エンパワーズに「パフォーマンス」という要素を取り入れました。ダンス、音楽、スポーツなどのエンターテインメントを手段として利用することで、より多くの人々に我々の声を届けることができます。

私たちは周辺地域を回り、HIV/AIDSとともに前向きに生きる人々にとって、「死や自殺は答えではない」ことを伝えています。私の目標は、このメッセージをウガンダ全土に広めることです。

Uganda Empowes代表のマツィコ・ジョンボスコ(Matsiko Johnbosco)

事業内容

HIV/AIDSは、次のような点で人々の身体的、経済的、精神的な幸福に悪影響を及ぼします。

  • 身体的な影響
    ⇛免疫力の低下から発生する日和見病を防ぐ方法を学ばなければならない。
  • 経済的な影響
    ⇛地方の田舎に住む、不利な立場に置かれている人は、医療費を支払えないので、治療を受ける方法を見つける必要がある。
  • 精神的な影響
    ⇛HIV/AIDSにまつわる偏見と戦わなければならず、その結果、しばしば鬱や絶望を味わうことになる。

Uganda Empowersは、これらの問題の解決策を見出すことで、変革の担い手となることを目指します。我々は、HIVカウンセリング、持続可能な経済開発を推し進めています。また、孤児を中心とした弱い立場にある子どもたちのための基本的なケアも行っています。私たちのプログラムやイベントはすべて、以下の4点を中心に行われています。

  • HIV/AIDSに感染した人や影響を受けた人を支援すること
  • 子どもたちに力を与えること
    ⇛HIV/AIDSの影響を受けている子どもたちへの健康管理、教育用品、カウンセリング、自己啓発活動の提供など
  • 貧困との闘い
    ⇛農村地域の個人が収入を得るための持続可能な方法を開発
  • 環境保護
    ⇛太陽光発電をはじめとした、再生可能エネルギーによる環境保護を推進

”コミュニティ”を支援


ウガンダ・エンパワーズは、地域社会の最も重要なニーズを発見するため、幅広い活動を実施しています。私たちの目的は、HIVとAIDSについて地域社会を教育し、十分なサービスを受けていない人たちを支え、困っている人たちに持続可能な収入源を提供する方法を伝えることです。

私たちの主な支援活動には、以下のようなものがあります。

  • 演劇、カウンセリングからなるHIV/AIDS教育プログラム。
  • 抗レトロウイルス療法(ART)の周知と公募
  • ジェンダーに起因する「暴力」を抑止
  • 基本的な子供のサポートと、児童発達支援サービス

Home Visiting Program

ウガンダ・エンパワーズは、ルウェンゴ地区のHIV/AIDS患者を訪問し、カウンセリングを行います。

私たちは自宅を訪問することで、困っている人たちに便利な情報やアドバイスを直接提供することができます。

これは、私たちの地域支援プログラムの基盤となる活動です。

Village Saving and Loaning Associations (VSLA) Program

村の貯蓄貸付組合(VSLA)プログラムは、ルウェンゴ地区の農村に住む人々のために開発した所得開発プログラムです。

このプログラムは希望者全員に開かれていますが、シングルマザーとHIV/AIDS患者の介護者を主な対象としています。

VSLAプログラムの目標は、持続可能な収入源を提供することで、これらのコミュニティの人々が医療機関への交通費や学費、その他の基本的なニーズをより容易に賄えるようにすることです。

Project – Solar Nature

プロジェクト「Solar Nature(ソーラーネイチャー)」は、ルウェンゴ地区の遠隔地と人口の多いコミュニティの両方にソーラーパネルを販売し、収入を得るためのプログラムです。

この取り組みは、ルウェンゴ地区のビジャバ教区にあるカサンビャ・ブインジャ村で起きた悲劇への対応として始まりました。

2015年、シングルマザーのナロンゴ・ロビナさんが、灯油ライトのろうそくによる火災で幼児の子供を失いました。

ウガンダ・エンパワーズでは、できるだけ多くの家庭を灯油からソーラーパネルに移行させることが使命となりました。

ソーラーパネルは高価なため、ウガンダ・エンパワーズは融資プログラムの対象となる家族にソーラーパネルを提供しています。

また、その他の慈善活動のための財源を確保するための事業でもあり、ウガンダエンパワーズの中心となるプログラムです。

活動レポート(英語)

2020 – 2021 Service Report

2019 Service Report

2016 Annual Service Report

Service Report, April – June 2016

Case Study: Kasamba

Case Study: Babirye Federesi

Case Study: Nakyanzi Rosemary

Case Study: Nambusi Margret

Case Study: Nasali Teddy

現地でボランティアをしてくださる日本人を募集中!

ウガンダ・エンパワーズでは、日本からボランティアを随時受け入れています。

アフリカ・ウガンダの地域社会でボランティアに興味がある方は、以下のメールまでお気軽にお問い合わせください!

ウガンダの地方でコミュニティ開発に携わりたい方におすすめです。日本からではありますが、弊代表が最大限のサポートをします。